地下鉄の乗り方<モスクワ編>
まず戸惑うのは、入り口と出口が違うこと。もう駅の建物に入るドアからして違うんです。中にはこんなヒドイことも…(笑)
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これはコムソモーリスカヤ(Комсомольская)駅の出口近くにあった張り紙です。入り口は地下道渡った向こう側にあるよと書かれています。なんというかもう、もうワールドカップやった国とは思えない不親切っぷり(笑)
とりあえず「вход(入り口)」「выход(出口)」の文字はしっかりお確かめください。
で、入口が分かったところで、駅に入ります。
まず乗客を迎えるのはセキュリティチェック。(でも、引っかかっているところは見たことない…)
そして、次に向かうのは切符売り場。向こうに自動券売機が見えていますが、なぜかいつも並んでる人が少ないので、怖くて一度も使いませんでした。(おつりが出ないとか、まともに動かないとか、色々勝手な想像で…)
で、有人窓口ですが、とにかく高額紙幣は嫌がられます。日本のお金で言えば、「4,980円の買い物に一万円札出したら怒られる」ぐらいの勢い(笑)(普通の店に行っても似たような反応なので、ルーブルに両替される際にはご注意ください)
窓口でオバちゃんにため息つかれるのが嫌な方には、プリペイドカード購入という手があります。
ラインナップはコチラ→http://www.mosmetro.ru/tariffs/unity/。例えば、3日間乗り放題なら「3 суток」です。
改札はこんな感じです。黄色い丸の部分にカードを当てれば、ゲートが開きます。
そして、噂のエスカレーター。
噂通り長い…(笑)。もう「奈落の底に降りてくのか?」って感じ。(まあ永田町駅も大概ですが…)
日本より速度は速いですが、それでも『片側空け』『急ぐ人は歩く』というスタイルは日本と同じです。しかも、多段編成ではなく、一直線で上から下までなので、転がり落ちたら止まる所がない(笑)
日本では最近『全員止まって乗ろう』キャンペーンが盛り上がってますが、コレ見ると、ぶっちゃけ何生っちょろいこと言ってんだ?って感じですね(笑)
でも一応、エスカレーターの下には、こういう監視員だか操作員だかの方がいらっしゃいます。タイプはどの駅も似たような感じで、ちょっと怖そうなおばさん(笑)。
こちらはホーム。行先や沿線の駅の案内は線路を挟んだ向かいの壁に、こういう形で書かれています。
電車が来ると見えなくなるので、ぶっちゃけ使いづらい。ちなみに、サンクトペテルブルクではホームの柱に書かれていることが多かったような…。
地下鉄の各線には、全て固有の色と番号がついています。乗換案内も、この色と番号で書かれています。
下の写真は、ノヴォスロボーツカヤ(Новослободская)駅の乗換案内。「9号線のメンデレーエフスカヤ(Менделеевская)駅はこちら」という意味です。9号線のカラーはグレーです。駅名が違いますが、これは日本の永田町駅と赤坂見附駅のような関係です。
ちなみに、モスクワの地下鉄駅はどこも内装が凝っています。この辺りについては次回がっつりレポりますので、今回は割愛。
車両の中はこんな感じ。
これも日本のメトロと似たような感じですね。ついでに、「次の駅はXXXです」とか「ドアが閉まりますので、ご注意ください」みたいなアナウンスがあるのも日本と同じ。
違うのは、車内にいても、走行音がやたらとがうるさいこと。私は常に耳栓してました(笑)
地下鉄の乗り方<サンクトペテルブルク編>
サンクトペテルブルクで地下鉄に乗る場合は、ジェトン(硬貨型のチケット)、パダロージニク(カード)などを使うことになります。
パダロージニク(Подорожник)のラインナップはコチラ→http://podorozhnik.spb.ru/。сутと書いてあるのが日数です。
改札はモスクワと似たような感じ。
ただし、黄色い矢印のちょっと上あたりに、ジェトンを入れる口があります。
内装は、総じてモスクワよりシンプル。(でも結構カッコイイ)
ホームの造りは駅によって違いますが、南北線(東京メトロ)をさらにグレードアップしたような、こんなホームもあり。なんで人が集まってんだろう?と思ったらドアだったという…(笑)
中で、いきなりこんなライブが始まることも…。自由だな(笑)
次回は、豪華すぎるモスクワ地下鉄の内装について。