梅棒 9th “RE” ATTACK『超ピカイチ!』体験入学報告その7【感想・レポ】

前回は道玄坂さんについて語りましたが、本日は、豪徳寺さん、孔雀丸さん、超ベートーベンさん、そして、蝉時雨先生について―――

定時制ver.豪徳寺孟さん(野田裕貴さん)

野田さん版は、意外にもマメなホスト系キャラでした(笑)
笑顔で会釈しまくって席に着いたかと思えば、手品のサービス連発。絡んできたバンドメンバーにも、ギターとベースとマイクプレゼントする気遣い
「え?ちょっと待って、コイツって、ものすごく良いヤツなんじゃないの?」と気付いたのがこの辺り(笑)(モノで釣るにしても、あそこまではフツーやらないですよね?)

とにかく常にティーカップを持ち歩き、どんなときでも余裕を忘れない。カップはどう見てもステンレス製なんですが、ここはやっぱり、ヘレンドのバラ付きティーカップにして欲しかったですね!(←落とすから絶対無理)

もう一つの小道具として、ムレータ風の赤布というのもありましたが、片方の肘引き気味にして、胸開いてピンと立つ姿は、確かにちょっとマタドールっぽい(笑)
といっても、わざとおかしく作ったメイクやカツラ見ても分かる通り、完全に『お笑い』を狙ったキャラです。
花背負うノリで、ポケットから取り出した花びらを自分で撒く姿には、ほんっとウケました。

全日制ver.豪徳寺孟さん(千葉涼平さん)

前回は『元々性格悪いわけじゃなく、道玄坂に個人的な恨みを抱いてただけ』というキャラだったわけですが、今回は『入学試験で牛乳に下剤』事件が割愛されているため、リアル悪役になってます。
「誤解だった。スマンかった」というオチがないので、ここまで性格悪いヤツが、最後に豪徳寺と和解する理由がまったくもって意味不明…。でも、悪い笑顔全開の千葉氏がすっごい楽しそうだったんで、まあ良いかという感じです(笑)

豪徳寺孟(千葉涼平)『ごきげんだぜっ』梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

豪徳寺孟(千葉涼平) 梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

ルックスの点でも、前回とはかなり違います。
前回は前髪下ろしたナチュラルな髪型だったので、アタマがデカく見える分、非常にガキっぽいイメージでした。『ちょっと調子には乗ってるけど、そこまで自信満々というわけじゃなく、基本的には負けず嫌いの子供』的な感じ。
今回は髪を後ろに撫でつけてるせいで、頭と体のバランス的に身長低い人に見えない(笑)(やっぱ頭ちっさいんだな、この人…)
総つきの肩章と、やたら気取った立ち姿も手伝って、完全に塩沢兼人系悪役キャラに仕上がってました。(←分かる方だけ分かってください(笑))

豪徳寺孟(千葉涼平) 梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

トレードマークになったこのポーズは、舞台上の全員に真似される事態に…(笑)

豪徳寺孟(千葉涼平) 梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

振りが入ってない部分の動きや立ち姿は、前回よりずいぶんと堂に入った感じになりました。
道玄坂のふざけたポーズについても、どなたから影響を受けたのかは分かりませんが(笑)、水平のラインがきちっとしててかなり奇麗な印象。ほんっとあれが映像で残らないのは勿体ない。

千葉涼平(道玄坂光徳) 梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

芝居の方はまあ…完全にキャラ勝ちですよね(と直接の言及を避けてみた(笑))。
でも、道玄坂の『泣きそうな顔でボール投げ』は良かったと思います(←ソレ、豪徳寺語りじゃないし)

ダンス曲の方は前回と同じです。
突き抜けた勘違い野郎(?)という設定は外せないので、全体的にお笑いスレスレの気取りが入ってるんですが、割とフツーに踊ってたDragon Ashの『Deep Impact』はやっぱりカッコイイよねという…。(あの肘と膝を逆に出すとことか)
ラスト近くの雲子さんとのバトルでは、上着脱ぐわ、床を指さすわでやる気満々。客席は始まる前から歓声でした。(リピーター率高いんで、みんな何が起こるか分かってるんですよね(笑))

それにしても、なんで雲子さんにボコボコにされてフォーリンラブしなかったんでしょうね。浅香さんには心臓撃ち抜かれてたのに…。
立ち直りかけの雲子さんに、「あんたに優しくされても嬉しくないし」とかツンデレされて、最後は生まれ変わるお手伝いとか、すごい萌えるんですけど。(←妄想が過ぎる(笑))

孔雀丸明さん(野田裕貴さん/遠藤誠さん)

あれだけ”作った”ルックスなら似たようなキャラになるかと思いきや、これが全然違いました(笑)
密かにリア充に恨み持ってる陰キャと、実は変〇だったエリート医師という感じ。

野田さん版は、結構攻撃的なんですけど、詰め寄られると途端に腰が引ける感じがとってもヲタク。頭の上の方が広くて、いかにも成績良さげですけど、虐められたトラウマとか抱えてそう。

遠藤さん版は、前に『坂本ですが』とかアホなこと書きましたが、嫌味なほど動きが奇麗で、余裕ありそうなキャラ。やってることは〇態そのものなんですが、本人は、「この高尚な趣味は俗人には分かるまい」とか思ってるんじゃ…(笑)
どう見ても、もてないようには見えないので、フェティシズム系の人っぽいですね。

孔雀丸明(遠藤誠)梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

孔雀丸明(遠藤誠)梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

孔雀丸明(遠藤誠)梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

でも、遠藤さんは、全日制の一般生徒役のダンスが一番カッコよかったですけどね。
あの人、普通に踊ると”気が据わった”感じの凄い奇麗な動きに見えるんですけど、なんで、変人縛りのある役ばっかりやるんだろう…?

今回の公演では『ノートPC破壊事件』が割愛されてるので、観客の共感ポイントが皆無になってしまったのはちょっと可哀そう。

超ベートーベンさん(遠藤誠さん/楢木和也さん)

どっちも積極奇異型アスペ風味なんですが、遠藤さん版は変人発明家に多そうなタイプ。興味のあることには大真面目に突っ込んでくけど、それが普通の人からはおかしく見えるという感じ。殆ど笑わず、ちょっと顎を上げて澄まし顔っていうのがデフォルトで、周りだけが爆笑してるという…(笑)

楢木さん版は、美しいモノ大好きで、ちょっとナルシスト入った芸術家風。常に余裕たっぷりの笑顔で、自分の芸術が賞賛されない筈はないと思ってるタイプですね。

超ベートーベン(楢木和也)梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

バレエで、プリンシパルがマネージュでよくやるアレを、「私を見なさい」とばかりにかまされたときには、爆笑しつつも見取れました(笑)
でもまあ、一番受けたのはオケピに降りて調音始めたときなんですけど…。

そんな超ベートーベンさんですが、孔雀丸に操られてるときは、結構凶悪になってました。お札ってスゴイな(笑)

超ベートーベン(楢木和也)梅棒 9th "RE" ATTACK『超ピカイチ!』

蝉時雨先生(suzuyakaさん/YOUさん)

こちらは、ボンテージ系女王様vsアマゾネス(笑)
suzuyakaさんはキュートでエ〇く、YOUさんはひたすらにカッコよかったです。
(衣装があまりにもツボだったので、絵はsuzuyakaさんバージョンで)

蝉時雨先生(suzuyaka) 梅棒 9th "RE" ATTACK『超ピカイチ!』

蝉時雨先生(suzuyaka)&仙崎捕手(パイレーツオブマチョビアン) 梅棒 9th RE ATTACK『超ピカイチ!』

覚醒前のYOUさんは、上背の所為で油断すると颯爽とした感じになっちゃうのか、常にお腹を押さえて背を丸めたポーズ。人の目を見て話さない感じ? 理系女のイメージって世間的にはこうなのか…(笑)(バリ理系の自分的にはイタイな(笑))

というわけで、長々と語って参りました超ピカイチ、本当に楽しい舞台でした。
梅棒さんの方は、9月~10月に何か動きがあるようですが、w-inds.さんのツアー期間と被らないことを願っています(笑)
ついでに、遠藤さんがフツーに踊る役で出演されることを願っています(←そこ?(笑))