3/14 w-inds. Online Show『20XX”THE MUSEUM”』ネタバレあり感想

20周年ライブ、視聴しました。
いや、ライブというより、ストーリー仕立てのPV風?
まあ20年も経てば、勢いで生きてた十代のファンも迷えるオトナになるわけで、「昔好きだったものや、その頃の気持ちを思い出すことで、また新たな一歩を踏み出せるってこともあるよね」…というベタではありますが、なんだかんだ言って万人がグッとくる構成
セットリスト(末尾に記載)はぶっちゃけ好みではなく(スミマセン…)、期待していた「リミックスやりまくり」もなく…だったのですが、ライブの目的考えりゃ、これが正解ですよね。なんだかんだ言って、「良いもん観させていただきました」感満載の作品でした。

※以下、盛大なネタバレありますので、視聴がまだの方はご注意ください。

作品は、四部構成で時代を遡っていく形式です。
ド頭は誰もが予想した通り、新曲の『Beautiful Now』。この曲、最初聞いたときはM83さんの『Midnight City』を思い出してしょうがなかったのですが(笑)、聞き終わり感はThe Chainsmokersさんの『Paris』的な、ちょっと痛さの混じる前向きさが胸に来る感じ。飽きの来ないいい曲だと思います。

『DoU』は、アレンジが懐かしのOpuvs IIIの『Evolution Rush』っぽくて個人的には好みなんですが、ここはあえて滅茶苦茶なアレンジぶっこいて欲しかった!(笑)

そして続く『We Don’t Need To Talk Anymore』『Time Has Gone』は、演技派ダンスのw-inds.さん。これは、二部の『New World』よりずっとNew Worldでした(笑)(←新境地的な意味で)。
なんかバックは、某THE RAMPAGEさんのPVで見たことある所ですけど…(笑)

二部の『New World』『Let’s get it on』は、いつものw-inds.さん。まあ盛り上がる曲も入れとけ的な?
そして、『Listen to the Rain』『Be As One』は、コメント欄が騒然となった(?)、ツインボーカルお披露目コーナー
ただ個人的には、涼平さんはもっと、すこーんとストレートに腹声出す方が向いてるとんじゃないかと…。下手な細工するより素直に”響かせる”という…(ライブ後のトークで、ボイトレの先生が慶太氏だと聞いて、ちょっと心配になった…(笑))

三部は黒スーツ着て、『IT’S IN THE STARS』『ブギウギ66』、そして『TRIAL』
このときのルックスが好みすぎたので、落書きしてみました。(あくまで脳内イメージです。多分、この並びでこの振りはやってない…)

w-inds. Online Show『20XX”THE MUSEUM”』千葉涼平・橘慶太 2021/03/14 20周年オンラインライブ
w-inds. Online Show『20XX”THE MUSEUM”』千葉涼平 2021/03/14 20周年オンラインライブ

いやー、やっぱり男は三十過ぎたら額出すべきですね。(いえ、四部の涼平氏を否定するわけじゃありませんが、やっぱりあれはサギじゃないかと…(笑))

四部。これはもう完全にファンを泣かせにかかってるパートです。
とくに『Another Days』『Long Road』の二曲は、龍一氏不在というある意味『痛い』部分を、過剰ともいえる感情込めて突きつけられてる感じです。
だからといって、「きっついわー」ではなく、「涙による浄化作用ってホントにあるんだ…」という感想を持たれた方が多いのではないでしょうか。
『Long Road』に「背の高い窓に広い空間」というPVを思わせる組み合わせ、龍一さんパートのラップを渾身の力で歌いきる慶太氏…いや、もうどうしろとという感じです。

ラストの 1st message チケットもまた泣かせる。
迷える大人に成長したファンにとってだけでなく、ぶっちゃけ、w-inds.さん自身にとっても、今というのは「一からの出直し」な時期なんじゃないかと…。
あえて痛い話をすると、正直な話「20周年の記念日前後に、全国ネットのTVに全く出られない」という事態を想定してました?
USAのヒットで、事務所枠的優先順位(?)がDA PAMPさんと入れ替えになった時期と、龍一さんが抜ける時期が重なったというのは、商業的には結構ハードな状況です。でも、だからこそ「赤出さなきゃいいや」ぐらいの気持ちで、あんまり金をかけずに新しいことに挑戦していけば、全く違う世界が開けるような気がします。

そういう意味で、慶太氏がコンポーザー/アレンジャーとして意外とデキる人だったのは大きかったし、声に恵まれた涼平氏が、音の面で今まであまり生かされてこなかった(結果的に隠し玉になった)のも、今思えば良かったのかもしれません。
先に書いた『Paris』ではないですが(笑)、”Let’s show them we are better”ですよ。

“新人w-inds.”さんが、がこれからどう成長してくのか楽しみです。
※まだご覧になっていない方は、本日(3/21)まで視聴可能です。(詳細は→w-inds.day

余談ですが、ライブ終了後のトーク、“おんぶさん”(←ポニーキャニオンの田所さん)にお世話になったことの例として、「ゴキブリが出たんです。今すぐ来てください」で、すぐ駆けつけてくれたっていうのはどうなんですか?涼平さん(笑)


3/14 w-inds. Online Show『20XX”THE MUSEUM”』セットリスト

一部

  • Beautiful Now
  • DoU
  • We Don’t Need To Talk Anymore
  • Time Has Gone

二部

  • New World
  • Let’s get it on
  • Listen to the Rain
  • Be As One

三部

  • IT’S IN THE STARS
  • ブギウギ66
  • TRIAL

四部

  • Another Days
  • Long Road
  • Feel The Fate
  • Paradox
  • Forever Memories