【レポ・感想】w-inds. LIVE TOUR 2017 “INVISIBLE” 日本武道館(2017/9/27)

今ツアー、国内最終公演(武道館)行ってまいりました。

武道館だけあって(?)音はアレで、なぜか歌までちょっとアレだったような気はしますが、龍一氏は超絶楽しそうだっだし、涼平氏の立ち踊りはめちゃめちゃ奇麗だったし(とくに前半は全編マルチアングル希望!)、慶太氏はファンが感涙にむせぶような名演説をやらかすしで、かなり”心を動かされる”ライブでした。

いつも通り、新曲”Time Has Gone”スマホ撮影大会もありました。が、バードウォッチングな席(笑)だったため、こんな感じに…

武道館"Time Has Gone"スマホ撮影大会

そんなわけで、動画を見たい方は、前回のレポ(こちら)をご覧ください。

慶太氏、17年目の所信表面演説

アンコールでの名演説です。大事なところなので(笑)全文です。(ただし、メモから拾ったものですので、細かい部分の間違いはご容赦ください)


こんな最高な時間があっていいのかなと―――。
生きてたら、いいことあるんだなと。
皆さん、僕たちのことを「最高」って言ってくれますけど、
僕たちから見れば、皆さんの方が最高です。

17年間も、ずっと応援してくれるものなんですね…。
自分たちで言うのも何ですが、そんなに容易いことじゃないし、それでもみんながいるから僕たちは、こうやって武道館でまたライブをやることが出来たんだと―――。
17年目でも、またこうやって武道館に立つことが出来たのは、本当に皆さん一人一人のおかげです。
僕たちも、まだまだ未熟ですけど―――未熟だからこそ皆さんの力を借りて、次のステージへセットアップしていこうと。これからも、もっともっと自分たちのスキルを上げていこうと思っています。
みなさん、付いてきてくれますか?

僕は、去年の15周年のライブでも言いました。
みなさん、安心してついてきてください。
もっともっといい音楽を、もっともっといいステージを、来年、再来年、20周年、30周年―――届けることを約束します。

だから黙ってついて来い!


会場は大盛り上がりでした。

実際、ここ最近の活動を見ていて、ファンの安心感は格段に上がったと思います。
曲が作れるようになったというのは、コスト面での生々しい(笑)メリットも勿論ありますが、著作権法上のさまざまな縛りがなくなるということも意味するわけです。
最近のいくつかの新しい動きは、おそらく提供された曲では実現しなかったでしょう。活動やプロモーションの自由度は格段に上がったと思います。

メンバーそれぞれの声の特性やノリを生かした『総力戦』への意欲が見られたのも大きいと思います。
涼平氏の無理なく奇麗に響く声は他のメンバーには出せるものではないし、イギリス人のバンド(笑)がやりそうな曲を歌って不自然さを感じないのは、あの中では龍一氏だけでしょう。(さらにMadeonさんみたいな曲にもハマっていたのはびっくりしました)
そういうそれぞれの武器をいい感じに生かせるようになったのは、非常に良かったと思います。

越谷レポ(こちら)で「密かに『w-inds.って、持ってあと5年じゃない?』と思っていたワタクシも、『これならまだ当分行けるかも』と思い直すぐらい、“将来を感じさせる”ライブでした」と書きましたが、それをさらに強く感じさせるステージとコメントだったと思います。

でも『BREAK OUT』のコメントはどうなのよ(笑)

武道館では素晴らしいコメントを披露した慶太氏でしたが・・・・


「w-inds.の曲を作るのが、実はずっと嫌で―――。作詞、作曲、アレンジまでやって、自分がメインボーカルだったらもう(w-inds.を)私物化してる感がすごくて、二人のファンにも失礼だと思うし、嫌だなと思ってはいたんですけど」


これ、二人のファンにとっては「はぁ?」だと思うんですが…(笑)

自分はぶっちゃけ涼平ファンですが(ぶっちゃけるまでもない(笑))、ちょっとイラっとすることがあるとすれば、それは、TVやライブ映像で「ここ!この振りが最高なんだよ!」ってところでバーンと慶太氏が写っていたり、「これ〇〇の声でやった方がよくね?」って部分まで慶太氏の声で通してしまったり、まあそういうことであって、サウンド面の大部分を慶太氏がコントロールすることを「ちょっと…」と思ったことなど一度もないわけです。
涼平氏の声が化けるまでは、ハンドマイク持って出てきただけでがっかりしたもんです(ヘッドセット使ったハンズフリー状態に比べて、明らかにダンスが落ちるから)。

要は、一人一人の強みがきちんと生かせていればいいんですよ。
例えば、英語の出来る生徒が英語弁論大会の選手になるのを、誰もおかしいとは思わないでしょう?「英語の成績が良い人は何をやっても出来る筈。よって英語ができる生徒をリレーの選手にする」と言われたら、そりゃあ目が点ですが…。
学校教育の歪みか何かで(?)、最近は何においても結果の平等に拘る人がいるようですが、そんなことをやっていては、集団としての強さは出てきませんよ。弱いところを努力してやっと人並みにして「よく頑張ったね」と褒められるよりも、自分の強みを使いまくって高い目標を達成する方が、本人だって満足度高いでしょう?

もしかしたら一部のファンに何か言われたのかもしれませんが、それを「そうかな」と思ってしまうことの方が失礼なんじゃないでしょうか(笑)
そんなわけで、今後とも遠慮なくやっちゃってください。