2013.8.9(金)〜10(土) 千葉涼平(w-inds.)/KENZO(DA PUMP) The Shot 追加公演 (新宿文化センター 大ホール)
メモ誤り・解読誤りによるウソ、メモを話として繋げるための若干の”勝手な加筆”についてはご容赦を…。
行ってきました追加公演!
曲とダンスにつきましては、本公演レポ (レポ1、レポ2、レポ3)でがっつりレポりましたので、そちらをご覧ください。
ちなみに「がんじがらめ」なダンス(Tunnel Vision)につきましては、とにかく振りがキレイ (←回数踊ってるうちに人間工学的に引っかかりのある美しくない部分が淘汰された感じ?) になってまして、振りのその先にある空気感みたいなものにも思いっきりやられました (←目ぇ見開いたあの表情のせいか、『内面の象徴的表現』 なんていう生易しいもんじゃなくなってます) 。
脳内再生だけじゃ寂しいっすよ。無音でいいからYoutubeあたりで(勿論1080pで!(笑))流しませんかね? プロモとして。 なんか、30fpsじゃ一部追いつかないような気もしますけどね(笑)
そして「覚えてた!」のダンス(Never Give Up The Fight)は、ものっすごい嬉しそうな表情&動きで、見てる自分までうっかり幸せになってしまったわけですが、やはりここは突っ込みたいです。 「それ、十年片思いしてた相手に振り向いてもらえたときの笑顔だから…(笑)」 実際に会ったとき、ものすごくヤロー同士の荒い友情的空気感で喋ってるので、落差がハンパないんです(笑) いや、可愛いんですけどね。
全体の構成については、『舞台見に行くヤツは基本みんなリピーター』 (←極論(笑)) っつーことを考えますと、物語の説明的な部分とか、ネタの新鮮さが命なコメディー系ダンス&芝居より、シリアス系ダンスの比率増やした方が満足度は高かったかもしれないですね。 あれだけ楽しいもの見せて貰って、あれ以上を要求したらバチ当たりそうですけど(笑)
あ、そういえば、動員に関しては「ゴメン、心配して悪かったよ…」でした(笑) 土曜は無事、二階の後ろまで席埋まってましたね。
というわけで前置きはこれくらいにして、今回はハプニングと日替わりネタを中心にお届けいたします。
■変装
KENZO探しの旅の変装アイテムは前回と同じ。ただしセーラー服が夏服 になってました(笑) どんだけマニア?
そして悟空のコスプレでは、前回と同じくハンガーラックに隠れて着替えるのですが、その後の階段駆け上がりで放送事故発生。(←いや、「放送」じゃないし(笑))
なんとマジックテーブ(?)が外れてズボンがずり落ち、足鎖状態 に……。とりあえず 『ハンガーラックで隠した意味全然ナシ』 というオチでした。
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■土管のハートを掴む
例の「世界一有名な土管」─── 追加公演では意志をお持ちで、彼/彼女のお気に召す台詞が言えないと中に入れて貰えない仕組みになっていました。
というわけで、各公演のキメ台詞はコチラ↓
■8/9夜公演
この回は、甘い言葉バージョンでした。
「もう付き合って3ヶ月…今日ぐらいいいだろ?」(←あの…すみません、何の話ですか?笑))
「やーあ、土管ちゃん! 君を一目見たときから、入りたいと思ってたんだよね〜!」(←だからすみません、何の話ですか?笑))
「シンプルに……愛してるよ」
で、fishboy氏、Yu-ta氏、show-hey氏の三人がクリア。
最後に残った涼平氏、「決めないとな…」と呟いた後、いきなり「ドキンちゃん!」 と呼びかけ。(←決まってません(笑))
場内爆笑。気を取り直して「土管ちゃん」と呼びかけた後、今度はマジ顔で中空を見つめ、
「愛してた……」 (←だからなんで過去形?)
そしてダッシュで土管に飛び込みます。しかしそこは厳しい土管ちゃん。あっさり放り出され…↓
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「入れなかった……」と呟きながら立ち上がる涼平氏に、会場から「がんばれー!」の声。そこに男声の「頑張れー!!」も加わり、場内大爆笑。
涼平氏、再挑戦は「もう一度!」という台詞で無事クリアーしました。(←結局、土管ちゃんは、涼平と別れたくなかったと……)
■8/10昼公演
この回は、フレンドリーバージョンでした。
「土管くん久しぶり〜! なんか顔色いいねぇ〜。最近結婚したんだろ?」 という時事ネタに、「あいつ絶対考えてた…。ずるいなぁー」と呟く涼平氏。
そんな涼平氏のネタは、
「一生友達でいよう」(←このタイミングでこれを言うか(笑))
でした。
しかし土管くんには受け入れられず、今度は後転三回の勢い(笑)
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よたよたと立ち上がった涼平氏、ここでいきなりキレます。
「お前に、こんな形で裏切られるとは思わなかったよ」
場内大爆笑。
涼平、さらにマジ声で、
「オレは一生の傷を負ったね」
「オレはお前を絶対許さない」
会場は悲鳴に近い爆笑の渦。なんでこの台詞であれだけ笑えたのか自分でもナゾなのですが、とにかく可笑しかった(笑)
そしていつもは厳しい土管くん、なぜかこの台詞でOKを出します。罪悪感に訴える戦略勝ちでしょうか?
■8/10夜公演
「なんで四角なんだよ! なんで緑なんだよ!」 とさんざん落とした後、「でもそんなところが超キュート ♥ 」 と上げる作戦でクリアしたのを見た涼平氏、「ツンデレ系ね…」と独り言。
そしておもむろに土管の方を向き、
「お前は、料理も出来ない。洗濯も出来ない。仕舞いに掃除も出来ない」
と、さんざん土管ちゃんの欠点をあげつらい、最後に、
「でもさぁ、お前のその緑色……ステキだぜ?」
場内からは悲鳴が上がりましたが、土管は厳しかった…。
再び外に放り出され(バックスライドで(笑))、「厳しいですねー!」と涼平氏。
「もう何もないですよ」とポケットを見せる仕草をするも、男声の 「頑張れー!!」 に 「あざーす!」 と気を取り直します。
そして、
「初めて会った五分前から、お前に決めたよ」
で無事クリア。
…っていうか、初めて会う前に決めるってソレ、見合いですか?(笑)
■ハジケるダンサーズ
マリオな世界でミニサイズになってしまった fishboy、Yu-ta、show-hey の三人。サイズ戻しのアイテム(きのこの山)を与える条件として涼平から示されたのが、
「声出しな…」(←脳内再生は、放送禁止な感じの低音でお願いします(笑))
中でもスゴかったのが可愛い声を要求されたときのYu-taさん。こんな感じの可愛い子ポーズで「欲しいの」(ちなみに盛ってません(笑))↓
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場内大爆笑。
余談ですが、男らしい声に「キュンとしちゃうね」とコメントした涼平氏は、いろいろ間違ってると思います…。
とりあえず再演ではダンサーさん達が本当に弾けてまして、show-hey さんがこんなことも…(舞台に頭が刺さってるポーズ)↓
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これも場内大ウケ。
涼平氏が、膨れた頬を左右のメンバーに押せと要求(↓)したときも、
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左サイドのshow-hey氏は、ズボンの腿辺りで人差し指を拭い、涼平氏の頬をふっと吹いて埃を掃ってから指で頬を押すという技を披露(笑) これも笑えました。
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うーん、メンバーもようやくアドリブに慣れて来たところで公演終了というのが勿体無いですね。是非とも再々演実現させて欲しいです。
■根に持つ涼平&正しい『ざっくり』
写真に写っている涼平/KENZO(だと思っていた子)が実は、Yu-ta氏とshow-hey氏だったことが判明。ここで、妙に他人行儀でわざとらしい挨拶が始まります。
8/10昼公演では、
「久しぶり…デス」 「元気だった?」 「いや、もちろん元気…デシタ。だいぶ傷はついた けど」
8/10夜公演では、
「お久しぶり…です」 「変わってないね」 「変わってない……のに僕は散々苛められたってことですね 」
とりあえず、以前ボコボコにされたのを相当根に持っているらしい涼平氏でした。
この後、そんな写真を頼りに人探しをしていた 『ざっくりさ』 をポーズ付きで指摘されるのですが、涼平は「え?こう?」というふうに中央に進み出て、ばっと右手を上げて振り降ろします(どっかで見たような振り(笑))。うん、無駄にカッコよかったです(笑)
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ちなみにこれ(↑)は、8/9夜公演と8/10昼公演のポーズ。
8/10夜公演では「『ざっくり』は上からじゃなくて下!」という指摘を受け、下から持ち上げるポーズに変えたのですが。その後、『じ〜んと来てる』風ポーズ(笑)
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しまいに、じ〜んと来過ぎてよろけ、慌てた周囲に支えられるもバッタリ。
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「感じすぎなんだよ!」と突っ込みが入ります。(←確かに…)
ちなみにこれ見て、ものっすごい下らない童謡(『ぞうさん』 とか 『犬のおまわりさん』 とか)を思いっきり感情込めて歌って欲しくなったのは自分だけでしょうか?(笑) この人がやったら、本気で笑えると思うんですけど…。
■イケメン推進
終演後のMC(8/10昼)。グッズの話で、「王子のポスター見ました?」というKENZOに、
「ウチのグループでは僕、王子じゃない んで…」と涼平氏。
「ウチのボーカルが王子で、それから悟り開いてる系の…」
ここで場内爆笑。(やはりメンバーの目から見てもそうなのか…(笑))
「最近髪が伸びていい感じなんですけど (←龍一氏の話)。で、僕はヒゲの似合うオッサンっていう…」
ここでKENZO氏から、え? ヒゲ生やそうとしてるの?」と突っ込みが入ります。さらに、
「オレ、怒っちゃうよ!?」
「オレ、ヒゲ剃ってる涼平って好き」
とまさに、ファンの心を代弁したかのようなお言葉を連発。
そして「イケメン!」をファンにも合唱させ、「イケメンにはイケメンって言ってくださいよ?」
いや〜、天晴れKENZO氏!(笑) 慶太氏が常に遠回しにしか言えなかったことを、スッパリ言い切りました!(笑)
そう、持って生まれたものはフルに使い切ってこそ一流ですよ?(笑)
■熱いぜKENZO
こういう舞台がやりたいと思ってたんだけど、こういうことは好き好きがあるから、(KENZOが)嫌いだったらやめようと思ってた─── という涼平氏。
でも、実際にKENZO氏を誘ってみたら返事が来るまで2〜3分、「どんだけ早いんだよ?」 なリアクションだったそうです。
「考えたの?ほんとに?」と突っ込む涼平氏に対し、
「ちょっと言っていい?」と言い出したKENZO氏、いきなりマジ顔で、
「友達とか仲間が行動を起こそうとしたら、それに乗っかるのが仲間だと思うから。オレは」
いやもう、カッコよすぎッス。見てるこっちがリアクションに困るほど……(笑)
まあ一般人は、ここまで熱くも前向きでもないわけですが、せめて 『wet blanketにならない』 よう気をつけるのは重要なことだと思います、ハイ。 どんな素晴らしいことでも、結果が出る前っていうのは、自分の信念と人の励ましだけが自分を動かす燃料になりますからね。
■やっぱりダンスは最高です
千秋楽のMCでは、KENZO氏が泣きました。
「多くの人に支えられてるっていうのをすごく感じて……ダンスやってて良かったなっていう……ダンスやってなかったら涼平にも会ってないし、このステージにも立ててないし……」
と声を詰まらせるKENZO氏。涼平は、
「ダンスの持ってるパワーっていうのは、年齢も国も何も関係なくて、目で見て感じることが出来るのが素晴らしいなって。自分でやってても楽しいし、見に行っても素敵だなと思うし─── それがもっと多くの人達に届けばいいなって、すごく思います」
「こういう舞台に立ってないダンサー達も居ます。でも僕らにしか伝えられないものもあると思う。いろんなやり方がありますけど、これが僕らのダンスの伝え方だって─── 今日はそれを皆さんにいっぱい感じてもらって帰って欲しいと思います」
ぶっちゃけ自分、演る側の人間の作品解説とか『思いを語る』系読むのあんまり好きじゃないんですが(感じ方がそっちに引っ張られちゃうので)、これは結構ぐっと来ました。
これが 『次』 に繋がるといいなと心底思いましたデス…。(←棚の上に上がってないで電話しろ、自分(笑))
■その他雑感
いきなりリアルな話になりますが(笑)、ダンスで飯食ってる人達って、相当有名な人でも、アーティストの振り付け、ステージやPVのバックダンサー、スクールの講師などなど色々やりながら、自分の舞台は結構小さな箱やってますよね。
『ダンスだけをがっつり観る』というのは、そういう世界に一度触れるとハマる人多いんですが、ご新規さんが触れる機会っていうのはかなり少ない気がします。
TVは布教アイテムとしては全く使えない子ですし(笑)、そういう状況を考えると、そこそこ知名度のある人達が、自分達に興味を持ってくれた人達に直接 『こういう世界もあるよ』 と知らせるのが一番近道のような気がします。そういう意味でも、こういう活動は続けて欲しいなぁと。
……とファンが思っていても、事務所はそんなにやる気ありそうには見えないですけどね(痛) とはいえ二人が「皆さんの声が」と繰り返し言うところを見ると、事務所も最近、多少はファンの要望を聞く気になってるみたいなので(←最後に毒吐くか(笑))希望は捨てずに要望出していきたいなと思います。
ちなみに客席の皆さんについては、二階席で前のめりになってる人が異様に多い (これやると後ろの人が見えなくなるんです) とか、スタンディングオベーションやろうとすると周囲の目が冷たいとか、ちょっと気になることはちょこちょこありました。自分、一応郷に入っては郷に従う人間なんで(笑)大人しくしてましたが、やっぱり、ご新規さんが初見で嫌な印象を持たないっていうのは結構重要なんじゃないかと。その辺、もうちょっと上手くやれればいいなと思ったりしました。
何はともあれ、本当に面白い公演でした。ぜひとも全国巡業、実現したいですね。