【レポ・感想】w-inds. LIVE TOUR 2017 “INVISIBLE” サンシティ越谷市民ホール(2017/7/21)

こんばんは、初日をド平日にぶつけられて泣く泣く欠席、なんとか二日目から参加にこぎつけた赤坂です。
(ファン年齢上がってるんですから、もうちょっと気ぃ遣って欲しいですよね。本気で)

まずは超個人的感想(読み飛ばし可)

というわけで、ファンに石投げられそうな話から始めてしまいますが、今回のツアー、個人的には初めて曲が良いと思ったツアーでした。
ぶっちゃけ今までは、「1階オールスタンディングで2階席取れなかったら、行かなくていいかな(どうせダンス見えないし)」ぐらいに思ってたわけです(←スミマセン)。でも、今回はライブビデオ出たら音楽ファイルに落として持ち歩きたいレベル。とはいえ、まあライブっていうのは重低音マジックがあるので、ここで評価爆上げするのは危険かもしれませんが…(笑)

とりあえずZeddさん(笑)とか、The Chainsmokersさんとか、Swedish House Mafiaさんあたりが好きな人には(ついでにレイヴ世代にも)結構至福だと思います。そこに白人のペラい声でもなく、かといって黒人の『厚くて声量あるけどどこか籠った感じのする声』でもなく涼平氏の無理なくスッと響く、ちょっと切なげな声が乗り、さらに”くるり”とか小田和正的(笑)日本人独特の”侘び寂感”が重なるわけですよっ。いやー、スバラシイ穴場商法(笑)。そして、それが本当に気持ちいい。
慶太氏の、かつての無理ありすぎる発声も鳴りを潜め、非常に聞きやすい音になっていました。
(J-POP特有の『声の主張が強すぎて、イメージが全く広がらない』という印象も皆無)

何なんでしょうね、この路線の変化。
慶太氏が、『コンポーザーとしての自分』に目覚め、「この曲を生かすには、誰をどう使ったらいいか」を真面目に考え始めた結果?(笑)
それとも、「w-inds.とはこういうもの」的感覚を持ったセンセイ方の影響を排したおかげ?
ちなみに、新曲”Time Has Gone”に続くリミックスは、強烈に踊りたくなって困りました。(なんで困るかっていうと、踊ってる人がほぼ居ないから(泣))

加えて映像です。
オープニングでスクリーンに映像が映って、「某平沢進先生のインタラクティブ?(笑)」と思いましたが、メインは傾斜を付けて置かれた三角形の大きなビジョンでした。
コンテンポラリーダンスでは、照明やダンサーの絵的な配置に病的に拘ったものをよく見かけますが、今回のステージはこれに近い感じです。普通なら、少し高い席から見下ろして初めて、「やりたかったことが分かる」というものを、一階席の最前でも分かるようにしたという感じ。
スロープでは相当踊りにくいと思いますが、ここではあまり派手な個人プレーはせず、フォーメーションで上手いこと見せていたと思います。

とここまでは結構誉めちぎってきましたが、言いたいことが一つ・・・・。
とにかく衣装がもこもこすぎぃ!!
あれじゃダンスが奇麗に見えませんよ。
まあ、今回のライブは「ステージ全体を見るべき」だとは思うのですが(実際、単体で見るとアレな衣装も、三人並べた配色は良かった)、でもやっぱり個々人のダンスをこよなく愛する人も大勢居るわけで、その辺りはもうちょっと…
(フリーダム過ぎない龍一氏のダンスって久しぶりに見たような気もするし、涼平氏は涼平氏で、えっらい動きが整って奇麗になってたし…)
余談ですが、PVについても、「もう少し個人ファンにサービスしても良いと思うの」と思うのは私だけでしょうか?(笑)

ついでにもう一つ言ってしまいますと、涼平氏の歌。抑え目な甘い声が結構受けてましたが、個人的にはアレに安住してほしくないなぁと。
この人、声にはものすごく恵まれてると思うんです。でも、地の声の良さをストレートに生かす歌い方をあんまりしてないような…。
めちゃめちゃ伸びしろがあると感じるが故に、いろいろと複雑な気分になるんですよね。

とまあいろいろ書きましたが、密かに「w-inds.って、持ってあと5年じゃない?」と思っていたワタクシ(笑)も、「これならまだ当分行けるかも」と思い直すぐらい、“将来を感じさせる”ライブでした。

MCレポ

というわけで、恒例の(?)MCレポ行きます。
いつものように、メモ誤り・解読誤りによるウソ、メモを話として繋げるための若干の”勝手な加筆”についてはご容赦を…。


場内のリアクションが最近大人しいという話で――――

龍一 「シャイなんだね」
涼平 「みんな大人になったよね。昔は、話すら聞いてくれなかったっていう――――」(しみじみとした声に場内爆笑)
龍一 「でも、いいんだよ騒いで」(と、龍一氏がフォロー。←こっちも大人なった・・・と思いきや、後で慶太氏から盛大なツッコミが…(笑))

その後、涼平氏から「ここでは仮面外していい」だの、「大人にになると、どうしても気を遣ってしまう」というコメントが続き――――

慶太お前、なんかあったのか?」(と突っ込んだ後、ちょっと心配そうな顔になり)「相談しよう?

で、場内爆笑。
一方、龍一氏はといえば、慶太氏の中では『相変わらずフリーダム』という認識のようで――――

慶太最近、龍一君が可愛く見えてきた
龍一 「一日しか誕生日違わないだろ!」(←いや、そういう問題ではない気がしますが…)
慶太 「打ち合わせとかで、突拍子もないことパッと言うんですよ。それが、めっちゃいい時もあれば、ほんっとに分かんない時もあって――――。で、そういうときは、ゼロから一緒に始めるんですよ。「それ、どういうことですか?」って」(←アイディアの内容と、それを思いついた経緯を、慶太氏が一つ一つインタビューで明らかにしていくそうな)

ちなみに、この話をされた後の龍一氏のコメントは「もっと自分を大切にします」でした。
いや、「不用意なセリフを吐いて、自分の評価を落とさない」って意味だったら、むしろ大切にしないでほしいんですが(笑)


「涼平&慶太の組み合わで演ることが意外とない」という話で――――

慶太 (わざとらしく)「ちょっと気まずいよね」
龍一 「そんなことねぇだろ!いつも二人で――――」
涼平 「サッカーゲームとかね」(←中坊か(笑))
慶太 「昔三人で住んでた時、僕、ずーっと涼平君の部屋で寝てましたからね
龍一 「そう。それが一か月ぐらい続いたと思ったら、今度は、涼平の部屋に慶太が布団持って――――」
慶太・・・・いや、まさに今その話してたんですけど」(で場内爆笑)

この話をしているとき、場内から「えー」という声が上がっていましたが、まあ分かります。どんなに気の合う相手でも、リラックスタイムまで常に一緒に居たら、「オレに独りの時間と空間をくれ!」って気持ちになりますよね。
まあ、こういう『適度な寂しがり気質』があったから、慶太氏は結婚が早かったのかもしれませんが…(笑)
ちなみに、龍一氏の言う「それが一か月ぐらい続いたと思ったら」が何を指すかについては、なぜ誰も突っ込まなかったんでしょうか?


慶太氏&龍一氏が涼平氏舞台(梅棒『ピカイチ!』)のゲネプロに来たという話で――――

涼平 「みんな緊張してましたよ。慶太君が見に来て」
慶太 (え?という顔をして)「オレって、どういう存在なの?
龍一 (それを横で聞いていて)「それよりも、オレがどういう存在なの?

場内大爆笑でした。(上手いな、龍一さん)
なおこの件は、涼平氏の説明によれば、「龍一氏はノリの良いリアクションをするけれど、慶太氏は真剣に観るので、見られている方は構える」ということらしいです。
そして、その説明に対して慶太氏は――――

慶太 「そう、オレ舞台とかライブとか、何でも真剣に観るの。正直『楽しいの?』って言われるんだけど――――それが良くないのかな」
涼平 (いったん)「いやいや」(と強く否定した後、)「うーん、まあ、どうだろう?」(と、いきなり言葉を濁し、場内爆笑)
涼平 「まあ、オレが煽っちゃったってところもあるよね」

実は、お客さんを舞台に上げて縄跳びをするシーンで、梅棒の方に「慶太くんは?」と言われ、「いや、どうだろう慶太は・・・龍一君はノリノリでやってくれると思うけど」とか何とか微妙なコメントを返していたらしいです。
ちなみに、これは「どうだろう?」と言ったときの、本人による当時の表情の再現。
※衣装にウソつきすぎた(笑)ため、7/23に微修正かけました。

w-inds. LIVE TOUR 2017 INVISIBLE 千葉涼平 修正(サンシティ越谷市民ホール)

まあ、この顔でやられたら普通に信用しますよね。

というわけで、本日はこれまで。
それではまた。


梅棒『ピカイチ!』のレポはこちら↓
http://absolute-delusio.sakura.ne.jp/akasaka_blog/2017/07/08/umebo_pikaichi3/